Logs

May 31

この背景について、ミツエーリンクスさんのCSUN 2010参加報告セミナーにて、twitter経由で次のような質問をさせていただきました。「WebAIMによるスクリーンリーダーユーザーの 調査で、モバイルで音声読み上げをする人が増えているそうですが、その背景は?iPhoneのようなアクセシブルなスマートフォンの影響が大きいのでしょ うか?」とお伺いしたところ、「iPhoneのVoiceOverももちろんですが、Code Factory社のMobile Speakやアンドロイド携帯用のスクリーンリーダーも、数字に影響していると思います。」とのことでした。また、ある方から教えていただいた のですが、BlackBerry用にも、Oratioというスクリーン リーダーがカナダのHumanWare社から発売されているようです。米国ではスマートフォン市場のシェアの4割を占めるとされている BlackBerry(ご参考:TechCrunch の記事)で、オプションとはいえ音声読み上げの機能が用意されているのは、すごいと思いました。

モバイルで音声読み上げをする人が増えている要因としては、パソコンに自分でスクリーンリーダーの使用環境をセットアップしたり、バージョンアップするの が困難だったり面倒だったりするから、といった側面があるのかもしれません。また、視覚障碍者がアクティブになればなるほど、モバイル端末を使うケースが 頻繁になる(しかも、自分の行動をナビゲートするうえで重要なツールとなる)と推測されるので、その意味でも、モバイル比率が上昇しているのは自然な流れ なのかな、と思います。

日本では、モバイル環境での音声読み上げと言うと、NTTドコモの「らくらくホ ン」が有名ですが、ユーザー側からは、ほかの携帯端末も音声読み上げに対応して欲しい(選択肢がほしい)という要望もあるようです(ご参考:IT Proの記事「iPhoneとらくらくホンの静かなる戦い」)。スマートフォンに比べれば、一般的な携帯電話は音声読み上げ機能を組み込みやすい ユーザーインターフェースだと思いますので、ぜひ、様々な機種で、音声読み上げができるようになってほしいと思います。

音声読み上げ支援技術(スクリーンリーダー)利用に関するトレンド |ウェブユーザビリティ向上を支援するWebsite Usability Info (via nakano)